こだわりのお洒落なカフェは何故3年以内に閉店してしまうのか?飲食店の販促をアラフォーオヤジ目線で「おもしろおかしく」考えてみる

飲食店を2店舗経営しています。POP制作などの販促やオヤジギャグと飲酒を担当しています。私が作ったPOPやオヤジギャグを参考に飲食店の販促について「おもしろおかしく」オヤジ目線で考えます。

飲食店のポータルサイト攻略 ~前編~

飲食店ポータルサイトから集客するための基礎編

kawagoetaiyou.hatenablog.com


前回のブログをご覧いただければ、なぜ飲食店においてポータルサイトが重要かということについて、簡単に紹介しました。

 

ネット集客に限らず、複数の集客方法を心がけてください。

例えば、「食べログ」だけではダメです。

必ず「ぐるなび」と「食べログ」の両方をやって下さい。

 

店舗の業態やエリアによって最適なポータルサイトは違うので、「ホットペッパー」かも知れませんし、外国人が多い店舗なら「トリップアドバイザー」が良いかもしれません。

 

何故複数やるべきか?

 

ぐるなび」オンリーだったら、もし「ぐるなび」がダメになったときに集客が出来なくなります。

10個の集客方法を実践していたら、1個がダメになっても残り9個で集客が可能だからです。

 

でも、当然、販促予算は上限がありますね。

 

いくらでもお金が使えるよ、という店舗は何から何までやりましょう(費用対効果はしりませんが)。

 

私たちのような小さな店舗には一か月に何十万も出せるわけがありません。

 

だた、勘違いしないでほしいのは

 

「お金がないから販促出来ない」のではなく、

 

「販促するから売上が伸び、利益が出て、更に販促にお金をかけることが出来る」という流れが正解です。

この考え方は超重要です。

 

仮に今はお金がなくても最低限の販促費をケチらないで下さい。

ケチるとじり貧になりますよ。

 

とはいっても、販促にお金をかけるにも優先順位があります。

私の経験から下記のように優先順位をつけてみました。

優先順位の高い順位に実践しましょう。

 

食べログ > ぐるなび >>> LINE@ >> ホットペッパー >> その他ポータルサイトSNS

 

最優先は「食べログ」です。

何故なら、費用対効果が抜群に良いからです。

他を大きく引き離しています。

FacebookTwitter、インスタグラムなどは最後の最後で良いです(というかやらなくても良いです)。

 

 

色んな飲食店コンサルタントの方が、ポータルサイト対策セミナーをやっていますが、その多くが「食べログ」を対象にしています。最古参の「ぐるなび」に絞った対策セミナーをやることはマレです。コンサルタントが「食べログ」を対象にするのは、おそらく「食べログ」が一番影響力があるからということです。ちなみに「ホットペッパー」は「ホ」の字も出てきません。

 

私もそう思います。

実際、私の店も「ぐるなび」「食べログ」の両方をやっています。

 

当店における月額使用料は下記のようになっています。

 

ぐるなび」は一か月10万円ほど。

(送客手数料があるので前後する。なお、正規会員は54000円~)

 

食べログ」は一か月2万7000円。

 

ぐるなび」よりも「食べログ」経由の方が予約が多いです。

月によって変わりますが、「食べログ」経由の予約は

だいたい数字にして「ぐるなび」の1.5倍から2倍です。

月額料金は「食べログ」が3分の1以下なわけです。

ということは費用対効果は5~6倍も「食べログ」の方が良のです。

食べログはほぼ毎日1~4件ほどの予約が入ります。

 

ぐるなび」をやめて「食べログ」だけにした、なんてお店も聞きます。

でも「複数のポータルサイトをやるのが鉄則」という考えから、私は両方やるべきだと思います。たとえ、「ぐるなび」が「食べログ」よりも効率が悪くてもです。

 

あくまで、私の店の数字なので、他店の状況は分かりませんが、おそらくそれほど大きくかけ離れた数字ではないはずです。

 

ちなみに「ホットペッパーグルメ」(月額20000円弱)はどうか?

上記2サイトと比べると、そもそもユニークユーザー(ホットペッパーを使う人の数)が圧倒的に少ないです。つまり、「ホットペッパー」経由のアクセスが超少ないということです。

 

でも「ホットペッパー」はアクセスが超少ないのが欠点ですが、「コンバージョン率」は上記2サイトよりも非常に高いです。「コンバージョン率」とは「成約率」のことです。つまり、アクセスに対して予約が何件あったかの率です。ホットペッパーで店を探す人は少ないのですが、そもそも登録店舗も少ないので、ページを魅力的に作れば、競合店が少ない分、予約に繋がる確率が「食べログ」「ぐるなび」よりも高いのだと思われます。

 

次回からは「食べログ」「ぐるなび」「LINE@」「ホットペッパーグルメ」「その他」と言うように個別に考察していきたいと思います。