飲食店のネット販促はどこが良いのか?
前回のブログで私はホットペッパーを推しました。
大手3社(ぐるなび、食べログ、ホットペッパー)を比較すると色々特長が見えてくるのです。
実は今日ぐるなびの営業マンと商談をしていました。
5月から減額するという商談です。
最古参の「ぐるなび」は、もう予約が入りづらくなっています。
私が加盟したのはかれこれ12年近く前です。
当時はもちろん「食べログ」も「ホットペッパー」もありませんでした。
SNSなんて、今は懐かしいミクシイくらいなものです。
つまり「ぐるなび」に加盟していれば、バンバン予約が入ってきたのです。
飲食店を探そうと思ったら「ぐるなび」しかなかったのですね。
でも、今は群雄割拠の時代です。
「食べログ」「ホットペッパー」「レッティ」「一休」「オズ」、、、
その他、SNSにキュレーションサイト、インフルエンサーのブログ、、、
これは「ぐるなびのサービスだけがダメだ」とかそういう言う問題ではないです。
「ドッグイヤー」という言葉があるくらい、どうにもならないIT企業の宿命だと私は思っています。
入り口が複数になってしまったのです。
誤解を恐れずに言えば、(無駄に)多様になりすぎてしまいました。
まあ、そうはいっても、まだまだ3大ポータルサイト(ぐるなび、食べログ、ホットペッパー)は強いです。オワコンではありません(今日現在たぶん)。
その中でも私が推すのは「ホットペッパー」です。
何故か?
少なくとも当店において、ホットペッパーは他の2社に比べるとアクセスは少ないです(他店は知りません)。
でも、コンバージョン率が他よりも圧倒的に良いのです。
コンバージョンと言うのは成約のことです。
つまりアクセスに対して、どれくらいが予約に繋がっているかという率のこと。
具体的な数字はあげませんが、他よりも3倍から4倍のコンバージョン率です。
考えられる理由はいくつかあります。
例えば、
①テレビCMをやっている
②リクルートが運営しているので、ホットペッパービューティーやじゃらんとポイントが共通して使える(つまり女性に強い)
③リスティングが強い
この3点が大きいと思います。
特に女性をターゲットにしている店舗にマッチするのがホットペッパーなのです。
さらに良いことに、
リクルートいう巨大な企業ですから、いろんな周辺事務作業を一気通貫で行うことが出来ます。リクルート1社でほぼ全て行うことが出来るということです。ここが他社(食べログ、ぐるなび)との大きな違いです。スピードとシナジー効果が全く違うのです。
例えば、飲食店のポータルサイトはもちろん、予約台帳、POSレジ、クレジット会計、ホットペッパービューティやじゃらんとポイントが共通だったり、様々な分野に進出している日本の大企業だからこそ出来る技です。1つのサービスに特化したぐるなびや食べログでは簡単には出来ないことです。しかもPOSなんて基本機能は無料です。予約台帳もポータルサイトの有料会員ならば、基本機能は無料です。
ぐるなびも最近ようやく去年POSレジや予約台帳を始めました(他社と組みながら)が、もう時すでに遅しです。今からPOSレジを入れるのは街の小さな( IT音痴の)個人店だけです。そこそこ多店舗展開しているところや、ネット販促の重要性が分かっている店はとっくにPOSレジを入れています。私の店も3年以上前にPOSを導入しています。
オープンしたての店舗や、これから色々ITを活用していきたいと言う店舗で「(比較的若い)女性をターゲット」いるのでしたら、ぜひ「ホットペッパー」をお勧めします。
こんなにホットペッパー推しですが、ホットペッパーを推したからといって、私にリクルートから一円のマージンも入ってくるわけではありませんよ。