ゴールを決めること
最近、自宅のリフォームをしました。ほぼフルリフォームです。せっかくなんで、面白いことがやりたくて、リビングの壁の一部にボルダリングが出来るエリアを設置しました。そのボルダリングを登っていくと、子供たちだけが入れる秘密基地(ロフト)があるのです。一応、大人は入れないことになっています。ねっ面白いでしょ。
ボルダリングを設置したら楽しかったらしく、5歳の娘ちゃんが「ボルダリングを本格的にしたい」と言い出しました。調べてみたら近くにボルダリングが出来る施設が2か所あるのですね。これは行かねばと思い、車を飛ばして早速行ってみたのです。
結論から言いますと、娘だけじゃなく私もハマってしまいました。
「単順に上まで行けばいいんでしょ」と思っていたのですが、実はちゃんとルールがあるのですね。ます、スタートとゴールが決まっています。次に、クライミングホールド(手で掴んだり、足を乗せる突起物)には赤・青・緑・ピンク・黄色・白・黒など色んな色があるのですが、その中のひとつの色だけ(手も足も!)を使ってゴールまで行くのです。やる人によって、ゴールまでの道は何通りにもなります。これがボルダリングの醍醐味の一つなんだろうと思います。
さて、「スタートとゴールが決まっている」と申しました。これは私たちのビジネスにも同じことが言えますね。
「スタートとゴール」をちゃんと決める。これってとっても重要です。
「スタート」とは「自分たちのビジネスが、今どの位置にあるのか」ということ。
「ゴール」とは「自分たちの目指すものは何なのか」ということ。
簡単に言うと「現状と目標」ですね。
「何だそんなことか」って思うかもしれませんが、これがちゃんと設定出来ていません。
ほとんどの場合、曖昧模糊として、明確な目標を持っている経営者は少ないです。
経営者の明確な目標があって、それを全従業員が共有出来ていて、それに向かって従業員全員が日々切磋琢磨する職場は強いです。どんどん物事が進んでいきますね。従業員もやる気に満ち溢れキラキラしています。
つまり、「ゴールが決まっている」からこそ、そのゴールに向かって「どういうルートで達成しようか」を考えるのですね。どういうルートかは人それぞれですが、最終的にはゴールにたどり着けば良いのです。
「ちゃんとゴールを決めること」が経営者の最も重要な仕事なのだなあと、ボルダリングをしながらぼんやり考えていたのでした。