こだわりのお洒落なカフェは何故3年以内に閉店してしまうのか?飲食店の販促をアラフォーオヤジ目線で「おもしろおかしく」考えてみる

飲食店を2店舗経営しています。POP制作などの販促やオヤジギャグと飲酒を担当しています。私が作ったPOPやオヤジギャグを参考に飲食店の販促について「おもしろおかしく」オヤジ目線で考えます。

値下げはダメ 絶対! 値上げが正義

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前回の続きです。

私たち小さな飲食店は「値下げ」で集客を図ろうとしてはダメです。絶対。

 

おそらく、どのコンサルも同じことを言うし、どの本も同じことが書いてあります。私もそう思います。

 

でも、来店客数が少なくて売り上げが悪くなると、どうしても「値下げして集客」に繋げたくなります。分かります、分かります、その気持ち。そこはグッと堪えましょう。

 

値下げする ⇒ お客さんが増える ⇒ スタッフ疲弊する(またはスタッフ増員による人件費の増加) ⇒ 結局利益が出ない

 

この無限ループです。値下げしても客数が増えない場合だってあります。最近はどこもかしこも割引を連発しているので、安いだけでは集客には繋がらない場合もありますね。

 

そして、誤解を恐れず言います。

値下げで客数が増えたとしても、おそらくそれは

「質の低いお客さん」です。

 

「安売りの店には安い客が来る」

「安い客ほど、クレームを言ってくる」

「安い客ほど、お金を落とさず、長居する」

「安い客は、また別の安いお店を探すので、リピートしない」

 

こういうことは、巷の本には書けません(書いたら確実に怒られます)。

 

安い客=人間的な価値が低いといっているわけではありませんので勘違いしないで下さいね(私もそこまで他者をさげすむ様な人間ではないです)。

 

あくまで「店の雰囲気やこだわり、スタッフのおもてなし、味などより低価格を優先する」という利用動機の話です(まあ、実質的賃金が上がらない時代なので、こういう動機も理解できますが…)。

 

しかし、実のところ本当にタチが悪いのは、飲食店のスタッフ(正確にはオーナー)なのです。

 

飲食業界の人はサービス精神が旺盛(私から言わせると過剰)なので、こういう安い客やクレーマーにも最大限のおもてなしをしちゃいます。そのくせ、スタッフは裏で客の文句言ってたりします。だったらやめたら良いのに・・・

 

この状況はまさに自分たち飲食店の人間(正確にはオーナー)が自ら招いているのです(←ココ超大事)。

 

 

一方、値上げの場合は

値上げする ⇒ 安いお客は離れる ⇒ 店の価値を理解してくれる優良顧客が増える ⇒ 優良顧客は騒がないし、単価も高い(たまにお釣りも受け取らなかったり、旅行のお土産を持ってきてくれたりする) ⇒ スタッフも穏やかになり、仕事に対して誇りとやりがいを感じる ⇒ もちろん利益も上がる ⇒ 更に優良顧客は自分と同じタイプの人間を連れてきてくれる

 

値上げをすると、こういう良い循環になります。全てのお客様は平等ではありませんし、もちろん神様でもありません。

 

自分の店にとって「良いお客様」と「そうでないお客」が存在するのです。

 

あなたはどちらの店舗で働きたいですか?

当然私は後者です。

 

今日のまとめ

値上げはしても、値下げは断固しない!

優良顧客に囲まれて仕事をしよう!

 

 

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