飲食店におけるポータルサイト利用のメリット
皆さんSNSで情報発信していますか?
とても大切なことです。
最新情報、スタッフ情報、お得情報、クーポン配信、イベント情報など。
どんどん発信して下さい!
(どういう内容が効果的な結果をもたらすか?はまた後日検証していきます)
でも、これってとっても疲れませんか?
ネタに尽きちゃって、更新頻度がのびのびになっていませんか?
まあ、そんなものです。
Twitterも、インスタグラムも、Facebookも、LINE@も、ブログも、最初は毎日更新していたけれども、2~3か月も経てば、、、
まあ、そんなものです。
大丈夫!!
誰もがそうなので気にしないで下さい。
ただし、そこを突き抜けて毎日更新できる人だけが生き残っていきます。
(セールス的に成果が出るかはともかく)それでいいのです。
ええと、私には無理でした。
では、毎日更新できないサボリ―マンのあなた(私も含め)はどうすべきなのか?
ポータルサイトに注力してください。
これが正解です。
私はSNSに関しては「ゆるーい位置づけ」として捉えています。
あえて、店舗とは一見無関係のようなプライベートの情報をタレ流しています(実はコレがファンを作る秘訣だったりする)。
毎日店に出ているプレイングマネジャーのあなたは、買い出しや発注、仕込みや接客やらに忙しいですよね。当然です。少し前の僕もそうでした。
SNSが大切だとはわかっているけど、なかなか時間がさけない。
大手企業のように「SNS専任担当」なんているわけないですから。
みんな現場に入りながら、ある意味「片手間」にやっているわけです。
痛い程、その気持ちわかります。
毎日頻繁に更新しなければ効果が得られないSNS。
一方、ポータルサイトはどうでしょう?
こちらは一回設定してしまえば、
24時間365日毎日、疲れることもなく、かつ不平不満を言うこともなく宣伝をし続けてくれます。超優秀な営業マンなわけです。
「レバレッジ」が利くとはこういうことです。
SNSは無料だけど、更新回数が重要(超アナログ)
一方、ポータルサイトは有料だけど、一回作ってしまえば、あとは勝手に昼夜問わず宣伝してくれる(レバレッジが効く)
手間と時間をかけて(効果が出るか分からない)SNSを無料でやるか?
時間をかけずに(確実に効果が出る)ポータルサイトを有料でやるか?
時間は有限です(これ超重要)。
私なら確実に後者を選びます。
時間をお金を払って買うわけです。
こういう発想を身につけることが大切です。
だとしたら、次はどのポータルサイトを選ぶか?
これが問題ですよね。
あなたの提供する商品やその価格、店舗形態や業態、エリアや立地、客単価や狙っているターゲット層にもよって変わってきます。
大手ポータルサイトは下記の3つです。
私の店は埼玉県の川越市というところに2店舗構えています。
あくまで自分のエリアでの話になります。ご了承ください。
私の店は両店舗とも上記3サイトを全て有料でやっております。
その中でどのサイトが有効で、そうじゃないかということはあくまで私見ですが皆様にお伝えしたいと思います。
ズバリ断言(と言っても私見です)します。
集客以外の部分の経営全般も含めて、どのサイトが最も効果的なのか?
はい、ドーン!!
②食べログ
③ぐるなび
意図的に2位と3位の間には大きく空けました。
各社における最低の利用金額(税込みの正規会員)を比較すると
ホットペッパー20000円位~(出店エリアによって多少違う)
食べログ27000円~
ぐるなび54000円~
利用者数からすると、圧倒的に「食べログ」です。
予約数からすると、「ホットペッパー」です。
「ぐるなび」は?
うーん、団体狙いでは他と比べ優位性はあるけれど、、、というところです。
3社ともに契約できる資金力があるところは、ぜひとも3社と契約してください。
売り上げを最大化できるでしょう(利益はまた別の問題なのでココでは考えません)。
実は私の店も3社と契約していますが、そう遠くはない将来に絞っていこうと思っています。現にそのうちの、ある会社とは縮小プランの話を始めています。
要は効果的な販促費の使い方(費用対効果)が重要ということです。
次回は私が一番推す「ホットペッパー」に特化して見ていきます。
そのあと「食べログ」「ぐるなび」「その他(まとめサイトなど)」と分けてそれぞれ検討していきます。
P.S.
こういう内容を書くと、私と同じ様な規模の飲食店経営者や、ポータルサイトの担当者も極マレに見ていたりするので、実は書きにくい内容もあるのですが、本音で書いていきます。それがこの業界の明るい未来につながると信じています。
個人店は何故みんなSNS「だけ」で集客しようとするのか?
以前、SNSについて少しふれました。
言葉足らずで真意が伝わりづらかったかもしれません。
言いたかったのはこういうことです。
SNS「だけ」では集客は出来ない。
私の大好きなコンサルタントに藤村正宏さんという方がいらっしゃいます。
エクスペリエンスマーケティング(通称エクスマ)という考え方を提唱している有名な方です。
私は何冊も彼の書いた本を読みましたし、今でも読み返すことも多いです。
また、何万円もするセミナーにも参加したこともあります。
ご存知の方もいるかも知れませんが、ここ数年、彼のスタンスが大きく変わりました。
「個人がSNSを使ってビジネスを変える時代が来た」と完全にSNS集客に傾倒しだしたのです。
「従来の販促は全てダメ」「金をかけて販促するのは愚かだ」「SNSならタダで全世界に発信できる」という様な趣旨のことを言い始めています。
例えばこんな感じです。彼のブログから引用します。
勘違いしないで下さい。藤村さんが嫌いになったわけではありません。
今でも私は藤村さんが大好きです。めっちゃ参考にしています。
彼は文化・芸術(特に音楽)や最新のテクノロジー、哲学など様々な分野に造詣が深く、とてつもなく教養にあふれているのです。
格好良すぎます。憧れの人物の一人でもあります。
ただ、危険だなあと思うのは「SNSだけでOK」みたいな感じに読めてしまうのです。もちろん昔から彼の著書にふれている人なら、彼の根本にある理論を理解しているだろうから、あくまでSNSはその表現方法のひとつのツールとして最も有効だと彼は考えている、と思うことが出来るでしょう。でも、最近、藤村さんを知った人には「SNSだけ」が重要だと考え、従来の販促方法を無視してしまうかもしれない危険性があります。
何か一つのことに集中して、力を注ぐというのは重要です。
もちろん、私もSNSを利用しています。
でも、販促に関しては「複数」やるべきです。
飲食店に関して言えば、
食べログなどのポータルサイトもやる、DMもやる、チラシもやる、SNSもやる、、、
「複数」やるから「SNSも活きてくる」のだと思うのです。
「〇〇だけ」という販促は非常に危険です。
入り口は複数あるべきです。
何だか長くなってきたのでここらで筆をおきます。
ヒット曲は例外なく全て名曲です
突然ですが、音楽や芝居の話です。
下北沢とか、高円寺とか、吉祥寺、中野という町は好きですか?
私もとっても好きです。
音楽や、芝居や、芸術、アート、洋服が好きな人は例外なく好きな街ですよね。
何となく、これらの街には本物の音楽、本物の芝居、本物の芸術があるような気がします。
テレビや雑誌には取り上げられないけど、通好みの、玄人好みの本物のものがあるような気がします。
私も若いころ、良くこれらの街に何度も足を運びました。もちろん今でも好きな街です。
でもね、本当の意味での「最高に素晴らしい」コンテンツがこれらの街に存在するのでしょうか?
いや、こういう言い方をすると、勘違いする人が多いので、あらかじめ言い訳をしておきます。もちろん、個人レベルでは存在します(「それでいいじゃん。それ以外に何があるの?」という、ある意味哲学的な話は今回横に置いておきます←この話も超重要なのでいずれ話題にあげたいと思います)。
そもそも「名曲」「名役者」「名演技」「名作」「名品」の定義って何なのでしょうか?
「本物の〇〇」「玄人好みの〇〇」「通好みの〇〇」の定義って?
自然発生的・偶発的にビッグヒット(セールス的に)するものはないと考えて下さい。もちろんレアケースとしての事例はいくつかあるでしょう。でも、自分の店や作品がそうなるケースはまずないと考えるべきです。夢物語でしかありません。
セールス的には悪いけど、知っている人は少ないけれど、演者やファンが「名曲」「名作」だという作品ってありますよね。
それって本当に「名曲」「名作」なのでしょうか?
1999年に発売された「だんご3兄弟」という曲をご存知ですか?
350万枚以上売れた日本歴代5位のセールスを記録した大ヒット曲です。
今の30代以上は間違いなく聞いたことがあるはずです。
断言しますが、この曲って超名曲なわけです。
えっ?これが名曲?という風に思う方も多いでしょう。
もちろん私もこのCDなんか持っていませんよ。
でも超名曲なのです。
なぜ、名曲なのか?
350万枚以上売れているからです。
みんな歌えるからです。みんな知っているからです。
つまり、より多くの人に届いているということなのです。
「美味しい商品が売れるわけではない。売れている商品が美味しいのだ」というような趣旨のことを、サイゼリアの社長が自身の著書の中で言っていました。
まさにその通りです。
通好みの玄人受けする売れない役者と、一方、大根役者と言われようがテレビや映画や舞台、CMに引っ張りだこの役者がいたとしたら、あなたはどちらになりたいですか?
答えは明白ですよね。
これって、飲食店にも当てはまりますと思いませんか?
有名店で修業した味に絶対の自信のある店が数年で閉店していく一方、畑違いの業界から飲食業に転身した人が何店舗もチェーン展開する企業を作りあげていく。実はこのパターンって本当に多いです。
これが一体何を意味しているのか?
もう、分かりますよね?!
つまりこういうことです。
美味しい = 繁盛店
なのではなく
繁盛店 = 美味しい
ということなのです。
当然言うまでもなく、繁盛店になるにはそれ相応の販促(プロモーション)が必要ということなのです。
飲食店 = 美味しい食事を提供するところ
という認識を持っている限り、おそらく(断言しても良いですが)繁盛店にはなることは一生出来ません。
次回以降、もう少し詳しく具体例を挙げながら考察していきますね。
関ジャニ∞渋谷君脱退を飲食店経営から考察する
個人的にジャニーズには興味はありませんが、ネタとしてこういう話題には常に敏感に収集に務めております。
渋谷すばる君はジャニーズの中において、ずば抜けて音楽の才能があります。
これに関しては、彼の歌唱力を考えると誰もが認めるところでございます。
関ジャニ∞はコミカル路線に行きすぎてしまい、本物の音楽を求める渋谷君と大きくズレが出来てしまったのでしょう(渋谷君本人は否定していますが)。彼は音楽を極めるためにアメリカに行きたいということです。
今回のこのブログで何を言いたいのかと言うと、
飲食店と似ているなあ。ということです。
「料理好きがこうじて、飲食店をオープンしました」
「有名店で〇〇年修業して、念願の自分の店をオープンしました」
「こだわりの料理を提供したくて、独立しました」
こんな話を良く聞きませんか?
そういう「こだわりのお店」「有名店で〇〇年修行して独立しました」っていう店って長く(少なくとも5年以上)続いていますか?
「否」なケースが多いような気がしませんか?
有名店で修業したオーナーが経営する美味しい店が次々に閉店していく。
その一方、そうでもない店が繁盛している。
不思議に思ったことはありませんか?
一部特殊なケースを除き、「料理のみ」にこだわっている店は例外なく(と断言しても良い)数年以内に閉店します。
「美味しい」か「美味しくない」かでは差別化できません。
そこに気づく経営者かどうか?
その気づきが今後の経営を左右します。
「美味しい」ことと「繁盛する」ことはイコールではないのです。
味「だけ」を追求しないで下さい。
もちろん味もとっても大切です。
でもそれ以上に、プロモーションが大切なのです。
経営者であるあなたはココに気付いてください。
ココに気付くことが第一歩です。
今回の私のブログが気になった方は明日からの私のブログにぜひ注目して下さい。
きっとあなたの商売が劇的に変わるかも知れません。
ネット販促をしない理由が見当たらない
ネット販促は今の時代、必須です。
絶対にやるべきです。
極端な話、やらないと集客できません。
こういう話をすると必ずこう反論されます。
「いや、そうは言っても全く宣伝しないでも行列が出来る店もあるじゃないですか?!私の店は口コミだけでやりたいんです」
はいはい、確かにありますね。そういう店(販促にお金をかけなくても集客できている店)って本当に存在します。
店がとてつもなくヘンピな場所にあったり(駅からめっちゃ遠い)、不便な場所にあったりする店。
そんな立地でも行列が出来る店は確かに存在します。
しかし、こんな店は超超レアケースです。ウルトラレアケースです。
あなたの店の商品やサービスと比べて、その店の商品やサービスが格段が良いですか?
決してそんなことはないハズです。
実はラーメン屋さんだと、こういうレアケースがあったりします。
熱狂的なラーメンマニアが存在するからです。
ヘンピで不便なところにわざわざ行くことに価値があるみたいな来店動機です。
写真を撮って、自分が食べたものをSNSにあげちゃう人種です。
こういう人種は色々な店に行くことが目的(快楽)なので、決してリピートしません。
こういう人種をメインターゲットにするなら、それで良いです。
一方、近隣の住民をターゲットにすえ、何度もリピートしてもらう営業スタイルを取る。それが長く店を続けるコツだと考えるなら、あなたが採るべき行動は決まっています。
ちゃんと「お金をかけて」販促しましょう。
お金をかけるからには、費用対効果を意識する必要がありますね。
次回は、一体どの媒体が費用対効果があるのか、私なりに検証していきます。
良い割引と悪い割引
こだわって一生懸命仕込みをし、作った商品を安く(時に利益度外視で)売る。
お客様は喜ぶでしょうが、提供する飲食店にとっては良い面と悪い面があります。
良い面
客数が増える可能性がある
悪い面
利益を圧迫する
安さだけを求める、望まない客層が来る可能性がある
私は安く売ること自体が悪いことだとは思っていません。
目的とやり方が重要だと考えます。
せっかくこだわって作っている商品をキャンペーンで安く売っている時にたまたま来た一見さんがその利益を享受するより、何度も足を運んでくれる優良顧客に日頃の感謝を込めてオーダーしてもらいたいですよね。
クーポンやキャンペーンを企画する場合、下記のようなことに気をつけてやるべきだと考えます。
①一見さんメインではなく、何度も来てくれる優良顧客をターゲットにすること
②客単価が高い(または購入点数が多い)お客様が得をすること
③事前予約をしたお客様が得をすること(予約を促すため)
皆さんも今やっている割引が一体誰に向けたものなのか?一体何のためにやっているのか?今一度考えてみて下さい。
ドタキャン問題
うん、わかります。僕の店でもごく稀ですが、こういうケースあります。本当にひどい客って実際に存在します。日本人の常識からするとビックリします。
でもね、本当にいるんです。こういう人って。私の店でにも年に2~3回ほどですが実際にいます。
この記事のようにブラックリストを作成しても、このようなドタキャンは解消しないでしょう。当たり前ですが、毎回その人が幹事で予約担当とは限らないからです。ネット予約は顔が分からないから、無断キャンセルでも気にしない人は存在します。
じゃあ、どうするのか?
至極簡単です。
客を変えるのではなく、私たち飲食店が変らなくてはいけないのです。
「お客様は神様です」は真っ赤な嘘です。
お客様の言いなりになる必要はありません。
お客様が言うこと(時に理不尽なワガママ)を何でも聞いてしまう飲食店がいかに多いことか!
日本人はサービス精神旺盛です。
とても素晴らしいことです。世界に誇るべき精神です。
ただ、過剰に旺盛すぎるのです。
「過剰すぎる」サービスはする必要なないと私は考えます。
価値ある商品を「適正な価格」で提供する。
これ以上でもこれ以下でもありません。
商売の基本中の基本です。
「価値ある商品を、(採算度外視で)ビックリするほど安く提供する」という考えが、日本の飲食店をダメにしていると私は考えるのです。
「自分たちの利益を度外視してでも、お客様に喜んでもらうのが、飲食店スタッフの喜び」という考えは完全に間違っています。100%断言します。ただの飲食店側の自己満足でしかありません。全く無意味で泣けてきます。
こういう(無知な)飲食店がコスパ目当ての客で行列しているにもかかわらず、利益が出ずに閉店していく。そんな事例に枚挙にいとまがないことが現実の厳しさを物語っているわけです。
客数や売上、コスパはもちろん大切です。
でも、(トータルで)利益が出ていなければ意味がありません。
私たち経営者は利益にとことんフォーカスすべきのなのです。
ドタキャンする様な、あるいは安さやコスパだけを求める、望まない客に一喜一憂する経営より、自分たちの店に合う優良顧客に囲まれて毎日楽しく仕事して儲ける。そんな経営がしたいですよね。
米国トイザらスが飛んで行きました。
アメリカのトイザらスが飛んで行きました。と言っても空を飛んだわけではないですよ。破産です。800店舗が閉店するかもだそうです(日本は別法人だから関係ない)。前々から言われていたわけですが、ついにこの日が来てしまいました。ウォルマートとAmazon、特にAmazonにやられてしまいました。
そりゃそうだよな。リアル店舗がAmazonに勝てるわけがないです。Amazonなら欲しい商品がすぐに見つかるし、24時間注文できるし、早ければ注文した当日に家に届く。おまけにリアル店舗より安かったりするわけです。
取り扱う商品が「コモディティ化」した時点で、大手が絶対的に有利になる時代なのです。特にリアル店舗はネット店舗に勝てません。だって、商品が同じなのですから、より便利でより安い方から買うに決まっています。
Amazonは世界一のEC企業であり、世界最強の小売企業なのだ。
その一方で、僕ら人間はリアルな接触も渇望してもいるのです。ここが面白い所ですね。
例えば、音楽が典型的です。CDが売れなくなって久しいです。日本を含む世界では1998年をピークにCDの売上が右肩下がりです。CDの穴を埋めるように、ダウンロードが増えているかと言ったらそうでもないらしい。
CD不況の裏側で、実は日本におけるライブ動員数は増加傾向にあるというのです。世の中がデジタルな時代になればなるほど、アナログ指向が増えてくるのですね。
ある事柄がある一定方向に行けば行くほど、その逆の現象が現れてくる。まるで振り子やブランコの様です。実に面白い人間の指向です。
僕ら飲食店も人出不足で現場はどんどんオートメーション化していくことでしょう。この方向性は生産性の向上につながるわけですから、好ましいことです。でも、飲食店の根幹の部分はやはり「ヒト」です。どんなに美味しい料理だったとしても、運んでくるのがロボットだったら、、、と考えるとまだまだ僕ら飲食店の未来は決して暗くはないと思います。オーバーストアな状態が続く飲食業界ですが、「ヒト」でどれだけ差別化できるかがこれからのキーポイントになりそうです。
ドリンクPOP作っています。いつもの黄金パターンです。
今、3月からの新商品の試作やら写真撮影やらをしています。もちろん、新商品のPOP作成も始めました。2月は店が忙しくないのですが、私はいつもの月よりも忙しく動く月なのです。
久しぶりにPOPの紹介をしようと思います。
今こんなPOPを作成しています。まだ途中なので完成形ではありませんが、参考になると嬉しいです。
ドリンクのPOP2枚です。
2枚目は写真が間に合わず、空欄になっています(ごめんなさい)。
さて、この2枚のPOPを並べて提示しようと考えています。
1枚目の黄色い方は
「さっぱり系が好きな男性やお酒好きの女性がターゲット」
2枚目の赤い方は
「甘い系が好きな女性(乙女)がターゲット」
こうしてターゲットの違う商品を対比することで、より注目を集めようという目論見です。
3月~はこの4つのドリンク「のみ」を大きく打ち出していきます。
フードも同様に4つ「のみ」を打ち出していく予定です。
どうしても、私たちは「心を込めて仕込んでいるので、あれもこれも食べて欲しい」と思ってしまいがちです。
たくさんの商品を同様に打ち出してしまうと、何がおススメなのかぼやけてしまいます。
例えば、ラーメン屋さんを例にとります。
一方は「醤油も塩もとんこつも全ておススメ」というラーメン屋さん。
もう一方は「醤油のみしか提供しない」というラーメン屋さん。
どちらの店が「美味しそう」ですか?
当然、後者ですよね(実際どうかはともかく)。
おススメが多いとお客様が迷ってしまいます。人は迷うとオーダーしなくなります。失敗したくないからです。つまり一組当たりのオーダー数が減ってしまうのです(客単価の低下)。
POPを作るときは商品を絞って大きく打ち出しましょう。
さて、POPの書き方はいつもの黄金パターンになっています。
①目を引くキャッチコピー(ターゲットを明確にし、ご利益を提示)
②美味しそうな商品の写真
③オーダーしたくなる商品名(価格はわざと小さいフォントサイズ)
④「期間限定」や「数量限定」のアイコン(希少性のアピール)
⑤吹き出しによるお得情報
店舗の形態や客単価、ターゲットによって使う言葉やPOPの背景、フォントなどは変えてくださいね。私のようなカジュアル業態(客単価3000~5000円)は今回のようなPOPは向いていると思います。
そして、打ち出す商品は以下のいずれかのものが良いです。
①利益率(または利益額)が大きい商品(つまり儲かる商品)
②旬の食材を使用し商品(今しか食べられない)
③高単価商品(低単価商品をいくら売っても儲からず疲れるだけ)
④ブームの商品(ただし、引きは素早く)
⑤写真映えする商品(ボリュームだったり、カラフルだったり)
⑥オペレーションが簡単な商品(複雑な商品は打ち出さないこと)
参考になったら嬉しいです。まだまだPOPを作成中なので参考になりそうなものをまたアップしますね。お楽しみに。
ビールが値上げです
そうそう、いよいよビールが値上げですよ。
アサヒが3月~、キリン・サッポロ・サントリーが4月~。
この値上げは飲食店の卸価格のみに適用されるのです。
飲食店のビールは樽だったり、瓶だったりしますよね。
この樽や瓶はリユースされています。
つまり、回収して再利用しているのです。
配達をする酒屋さんが回収するのですから、当然ですが物流費や人件費がそこに掛かっているわけです。
「物流費や人件費が高騰している」というのは皆さん各種報道を見ていてご存知の通りかと思います。
私の店ではビールの売価を3月~数十円上げます。
一方、上げない店も多いかと思います。
心情は分かります。
売価を高くしたら、お客様が来なくなってしまうんじゃないだろうか?
そう思うのは痛いほどわかります。
でも、考えてみて下さい。
安さだけを追求していたら、間違いなくいずれ終焉を迎えるのです。
日本は人口が減少していくのが明白です。なのに飲食店は常に飽和状態。
薄利多売で利益を出すには「常にお客様をいかに多く集めるか」が至上命題となるからです。
1997年から20年続くデフレが諸悪の根源であり、日本国民を貧困化させたのですね。
このデフレを脱却し、日本が好景気になるには、私たちビジネスをするものが、薄利多売から脱却する必要があるのだと思うわけでございます。