値上げラッシュ?!
飲食店に限らず、どの業界も値上げ、値上げの値上げラッシュですね。
今までが安すぎただけです。
日本の商品はクオリティが世界一なのに低価格(だから外国人が来るわけです)。
「コスパが良い」というと響きが良く、素晴らしいことのように聞こえますが、その分どこかにしわ寄せがいっているわけです。
どこか?
当然、人件費ですね。
日本の人件費は先進諸国と比べても極端に低いです。
日本の正社員の初任給って未だに20万程度で20年前とほとんど変わっていませんが、中国なんて初任給が50万です。
これが現実です。
デフレだからというのもあるし、「安くなければ売れない」あるいは「安くて良いものを買ってもらって、満足してもらいたい」という安売り神話の為です。
もちろん、そんな神話などありません。
だから、自分たちが提供する付加価値に対して、ちゃんと適正価格をつける。
これだけです。
なので、値上げは全く悪いことではありません。
一方、ただ大問題なのは「給料が上がらない」ということです。
実は法人税はどんどん下がっています。
つまり企業は儲かっているのに、労働分配率が低いから給料が上がらない。
儲けはどこへ行っているのかというと、内部留保と株式配当(60%強は外国人)です。
おそらく、ここにメスを入れていかないと日本の経済は低迷をし続けることでしょう。