物語はサッカーを面白くする。
サッカー日本代表がコロンビアに劇的勝利!日本中が歓喜したことと思います。
告白します。
何を隠そう、私は普段サッカーには興味がありません。
でも、ワールドカップと言うとつい見ちゃいますね。
もちろん代表選というのもあるのだけれど、選手ひとりひとりに感情移入しちゃうからです。
テレビで何度も選手の名前が連呼され、過去の大会の映像が流れる。
どれだけ日本が頑張ってきたか、どれだけ悔しい思いをしてきたか、今大会にかける凄まじい意気込みなど、彼らの「物語」がテレビで連日連夜流れるわけです。
こうして、私のような普段サッカーに興味がない人間までが、彼らの「物語」に共鳴し、にわかファンになって、テレビで試合を見てしまうのです。
これは、プロよりもアマチュアの方が顕著ですね(プロと違い、お金の匂いがしないからです)。例えば、高校野球、高校サッカー、大学駅伝などが典型です。今回のサッカーと同じ構造でにわかファンが量産されます。
私たち飲食店もこのやり方をマネすると良いですね。
「物語」を作るのです。
こんなワインがあります。
ワインを海底で熟成させて、美味しくする。
ビックリした方も多いでしょう。
これは私見ですが、ワインを海底で熟成したからと言って「科学的に」考えて、通常の熟成よりも美味しくなるはずはないと思います。
でもこのワインを飲んだら、きっと「格段に美味しい」と感じるのです。
そう、「海底で熟成」という他にはない唯一無二の「物語」があるからです。
つまり、舌ではなく「脳」で味わっているのですね。
奄美大島の焼酎「れんと」も同じですね。
これは焼酎に「クラシック音楽」を聞かせています。
「おいおい」と言いたくなりますが、美味しくなります。
もちろん「物語がちゃんと伝われば」という条件付きですよ。
こういう売り方を自分の商品に当てはめてみると、とっても面白いアイデアが出てきそうですね。