個人店は何故みんなSNS「だけ」で集客しようとするのか?
以前、SNSについて少しふれました。
言葉足らずで真意が伝わりづらかったかもしれません。
言いたかったのはこういうことです。
SNS「だけ」では集客は出来ない。
私の大好きなコンサルタントに藤村正宏さんという方がいらっしゃいます。
エクスペリエンスマーケティング(通称エクスマ)という考え方を提唱している有名な方です。
私は何冊も彼の書いた本を読みましたし、今でも読み返すことも多いです。
また、何万円もするセミナーにも参加したこともあります。
ご存知の方もいるかも知れませんが、ここ数年、彼のスタンスが大きく変わりました。
「個人がSNSを使ってビジネスを変える時代が来た」と完全にSNS集客に傾倒しだしたのです。
「従来の販促は全てダメ」「金をかけて販促するのは愚かだ」「SNSならタダで全世界に発信できる」という様な趣旨のことを言い始めています。
例えばこんな感じです。彼のブログから引用します。
勘違いしないで下さい。藤村さんが嫌いになったわけではありません。
今でも私は藤村さんが大好きです。めっちゃ参考にしています。
彼は文化・芸術(特に音楽)や最新のテクノロジー、哲学など様々な分野に造詣が深く、とてつもなく教養にあふれているのです。
格好良すぎます。憧れの人物の一人でもあります。
ただ、危険だなあと思うのは「SNSだけでOK」みたいな感じに読めてしまうのです。もちろん昔から彼の著書にふれている人なら、彼の根本にある理論を理解しているだろうから、あくまでSNSはその表現方法のひとつのツールとして最も有効だと彼は考えている、と思うことが出来るでしょう。でも、最近、藤村さんを知った人には「SNSだけ」が重要だと考え、従来の販促方法を無視してしまうかもしれない危険性があります。
何か一つのことに集中して、力を注ぐというのは重要です。
もちろん、私もSNSを利用しています。
でも、販促に関しては「複数」やるべきです。
飲食店に関して言えば、
食べログなどのポータルサイトもやる、DMもやる、チラシもやる、SNSもやる、、、
「複数」やるから「SNSも活きてくる」のだと思うのです。
「〇〇だけ」という販促は非常に危険です。
入り口は複数あるべきです。
何だか長くなってきたのでここらで筆をおきます。