ビールが値上げです
そうそう、いよいよビールが値上げですよ。
アサヒが3月~、キリン・サッポロ・サントリーが4月~。
この値上げは飲食店の卸価格のみに適用されるのです。
飲食店のビールは樽だったり、瓶だったりしますよね。
この樽や瓶はリユースされています。
つまり、回収して再利用しているのです。
配達をする酒屋さんが回収するのですから、当然ですが物流費や人件費がそこに掛かっているわけです。
「物流費や人件費が高騰している」というのは皆さん各種報道を見ていてご存知の通りかと思います。
私の店ではビールの売価を3月~数十円上げます。
一方、上げない店も多いかと思います。
心情は分かります。
売価を高くしたら、お客様が来なくなってしまうんじゃないだろうか?
そう思うのは痛いほどわかります。
でも、考えてみて下さい。
安さだけを追求していたら、間違いなくいずれ終焉を迎えるのです。
日本は人口が減少していくのが明白です。なのに飲食店は常に飽和状態。
薄利多売で利益を出すには「常にお客様をいかに多く集めるか」が至上命題となるからです。
1997年から20年続くデフレが諸悪の根源であり、日本国民を貧困化させたのですね。
このデフレを脱却し、日本が好景気になるには、私たちビジネスをするものが、薄利多売から脱却する必要があるのだと思うわけでございます。