こだわりのお洒落なカフェは何故3年以内に閉店してしまうのか?飲食店の販促をアラフォーオヤジ目線で「おもしろおかしく」考えてみる

飲食店を2店舗経営しています。POP制作などの販促やオヤジギャグと飲酒を担当しています。私が作ったPOPやオヤジギャグを参考に飲食店の販促について「おもしろおかしく」オヤジ目線で考えます。

人手不足は絶好のチャンスなのだ

あけましておめでとうございます。

 

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2018年です。

人手不足です。飲食店だけじゃない。どの業界もそう。

時給を上げても集まらない。都内なんか時給1500円でも来ないらしい?!

 

飲食店も美容院も接骨院もコンビニも、そもそも店の数が多すぎる。

こんなにいらないもん。

そして、皆さんご存知の通り、日本の生産年齢人口が減っているわけです。

 

まあ募集しても、そりゃ来ないわけです。

 

最近じゃあ「人手不足で閉店」なんて話もチラホラ。

僕らの店も他人事じゃないですよ。

 

今日行ったランチの飲食店は、スタッフが全部で5名。

そのうち、日本人が3名、外国人が2名。

コンビニの中国人スタッフなんて珍しくなくなりましたね。

埼玉でそうなんだから、東京なんて行ったらビックリします。

いや、当たり前の光景すぎて、東京に住んでいる人だとビックリもしないでしょう。

 

じゃあ、僕ら小さな飲食店も人手不足を外国人スタッフで補えばいいのでしょうか?

 

確かに「外国人を雇う」という選択肢もあります。

とりあえずの急場シノギとしてはありかも知れません。

ただ、外国人を雇うということはそれなりにリスクがあります。

言葉も違う、文化も違う、生活スタイルも違う、宗教も違う、倫理観や道徳観も違う・・・

勘違いしないでほしいのですが、決して外国人を差別しているわけではありません。

それくらい違う外国人を雇って、一から教えるには時間と労力がいるということです。

 

それを承知の上で雇う覚悟が必要です。

僕の店では外国人を雇うつもりは毛頭ありません(日本に何十年も住んでいるのなら別ですが)。

 

それ以外の選択肢はないでしょうか?

 

ひとつだけあります。

一人当たりの生産性を上げて、少ない人数でも運営できる体制を取ればよいのです。

これ以外にありません。

 

今まで3人体制で運営していたのでを、2人体制に出来ないか?

10の仕込みを5に出来ないか?

5の仕込みを0に出来ないか?

 

例えば、分かりやすいので言うと「ファミレスのドリンクバー」なんか典型的ですね。

客が自らやるので、店側にはドリンクを作る必要がありません。

その分、スタッフが必要ないわけです(人件費削減)。

 

最近の居酒屋さんだと、個室にビールサーバーがついているところがあったりします。

客が自分でビールを注ぐわけです。

大抵の人はビールサーバーなんて使ったことがないので、初めての体験に喜びます。

もちろん店側はビールを作る必要がない(人件費削減)。

客も店も両方ありがたいのですね。

 

食材なんかも同様です。

最近の冷凍食品は本当に美味しいです。セブンイレブンなんか凄いです。ビックリしますね。

 

今まで、一から仕込んでいたものを出来合いの冷凍食品に替える。

仕込みがゼロになります。

 

しかし、料理人はこういう考え方に抵抗がある場合が多いです。

「一から時間と手間をかけて仕込んだものを食べてもらいたい」という気持ちはとても素晴らしいことです。

 

でも、苦労して美味しい料理を作って客が満足しても、利益が出なければ店は潰れます。これではただの自己満足の世界です。

 

どうしても抵抗があるなら、まずはメインではない料理(例えば簡単なおつまみなど)から変えてみるといいと思います。

意外と客は冷凍食品だと分かりません。というか、手作りだろうが冷凍食品だろうが気にしません(超高級店は例外)。

料理人には申し訳ないのですが、世の中そんなものです。

 

料理を作ること自体が目的にならずに、利益を出すことに集中しましょう。

 

コンビニやスーパーのレジスタッフも近い将来いなくなるでしょう。

 

いかに生産性を上げるかということが、この人材難を乗り切る為の最良の手段なのです。

人が足りている時は、「どうやって生産性を上げるか」なんて考えません。

人が足りないので、生産性を上げざるを得ないから、どうしたらいいか必死で考えます。だから店がどんどんレベルアップするのです。

 

「一人当たりの生産性が上がる」ということは、つまり「利益が上がる」ということとイコールなのです。

 

この人材難の時代を悲観せず、逆にチャンスととらえて、がっつり儲けましょう!!