こだわりのお洒落なカフェは何故3年以内に閉店してしまうのか?飲食店の販促をアラフォーオヤジ目線で「おもしろおかしく」考えてみる

飲食店を2店舗経営しています。POP制作などの販促やオヤジギャグと飲酒を担当しています。私が作ったPOPやオヤジギャグを参考に飲食店の販促について「おもしろおかしく」オヤジ目線で考えます。

飲食店のポータルサイト攻略 ~後編~

飲食店のネット販促におけるポータルサイト利用は今や欠かせないものとなっていることは皆さんも当然ご存知だと思います。

 

当店の場合、ネットと電話を併せて、予約がほぼ毎日入ります。

全予約の70~80%はネット経由の予約です。

 

ただし、これには「アクセス数」と「コンバージョン率」が重要です。

 

「アクセス数」は文字通りなので説明を省きます。

「コンバージョン率」とは「成約率」のことです。

「成約率」とは飲食店の場合、「予約成立」のことと考えてください。

(業界によっては「電話問い合わせ」であったり「資料請求」であったりします )

 

アクセス数をどうとらえるか?

「アクセス数」はそのまま「見ている人の人数」ではありません。

トップ画面を見たり、気になったらメニューページやクーポンページを見ます。

だいたい2~3ページ見ていると仮定します。

平均2.5ページと仮定します。

 

つまり

見ている人数 = アクセス数 ÷ 2.5ページ

ということになります。

 

このうち、何人が実際に予約を入れてくれるか?

これがコンバージョン率です。

 

どれくらいだと思いますか?

 

1~2%と言われています。

どんなに良くても3~4%です。ただ、4%なんて店はまずありません。

1%で合格、2%だったらスゴイと思ってください。

1000人見てくれていたら、そのうち10件予約が入るかどうかです。

 

例えば、当店の場合どうか?

食べログ」の月間アクセス数は15000ほどです。

 

アクセス数15000 ÷ 2.5ページ × コンバージョン率1% = 60件予約

 

これが最低限越えたいラインですね。

 

9月の予約件数はまさにそのくらいでした。

毎月そんな感じです。

 

60件予約 × 組人数3名 × 客単価3500円 = 売上630000円

 

恐らく、これくらいの売上予測が経つわけです。

 

食べログ」は月額27000円(税込み)です。

 

27000円の販促費で630000円の売上になるのです。

投資した金額の23倍のリターンです。

こんなに良い投資はなかなかありません。

 

販促には掛けた金額の10倍のリターン(売上)がひとつの目安だと思ってください。

10倍を超えたら成功、下回ったら改善する必要があると考えられます。

 

では、予約件数を増やすにはどこを改善すべきか?

 

 

ネット販促における公式を思い出してください

 

予約件数 = アクセス数 ÷ 2.5 × コンバージョン率

 

➀アクセス数を増やす

➁コンバージョン率を上げる

 

この2つだけです。

 

何かを改善するときに、どこから手をつけたら良いか分からないことってありませんか?

こういう時は問題を細分化しみて下さい。

そうするとどこに手をつけるべきか具体的に見えてきます。

この考え方は単純ですが非常に重要です(でも、ほとんどの人が出来ません)。

 

さて、

➀のアクセス数を増やすには

「ターゲットをちゃんと決めて、そのターゲットに届く内容にする」

ことが重要です。

 

例えば、女性に来てもらいたいのに、男性向けの内容だったとしたら、ターゲットの女性には響きませんよね。

 

そして、SEO対策も重要です。

飲食店をネットで探している人に自分の店を見つけてもらうための対策です。

「流行りの言葉」「季節の言葉」「ターゲットが好みそうな言葉」を使ってください。

 

次に➁「コンバージョン率」を上げることも重要です。

現状が1%以下なら、まずは1%を目指しましょう。

1%の店なら、1.5%を目指しましょう。

 

場合によっては「クーポン」をつけることも必要かもしれません。

この「クーポン」というのが厄介なので、今回ここでは細かいことは書きません。

クーポンに関しては、いずれ話したいと思います。