ネット集客について考えてみる SNS編
娘が6歳になりました。来年は小学校です。先日、ランドセルを選びに池袋にあるショールームに行ってきました(私は仕事の為行けませんでした・・)。茶色のランドセルを選んだそうです。女の子なので「赤」や「ピンク」を選ぶのかと思っていました。定番の色を選ばなかった娘に、何だか僕の血を引いているのだなあと感慨深くなってしまいました。
さて、この写真は私の娘の写真です。親が勝手に載せているので、娘には申し訳ないのですが、商売人の家に生まれたからには、そういう運命にあるといつか納得してくれると思います。
プライベートと商売をどうネット集客に結び付けるかというのが今回のテーマです。
以下、仕事の話をしまーすぜ!!
「どうやって集客するか?」というのは飲食店に限らず、どのビジネスでも永遠の課題です。
今の時代「無料」でいくらでもSNSを使って宣伝できます。フェイスブック、Twitter、インスタグラム、LINE@など・・・
みなさんの中にも上記のようなSNSを使って宣伝している方も多いと思います。
もちろん私もやっています。
でも、そのSNSがちゃんと集客につながっているのでしょうか?
写真や動画がシェアされてお客様が大挙する。
確かにそういう店は実際存在します。でも、ごくごく一部です。レアケースです。
「自分の店も」なんて甘い考えは持たない方が良いですね。
私は正直、SNS(有料広告は除く)は「集客するには効率が非常に悪い」と思っています。
なので、私の場合はSNSはやりますが、半分「遊び」で楽しんでやっています。
実際にどんなことを投稿しているかと言うと、大半が私のプライベートのことばかりです。店の宣伝もしますが、ほんのちょっとです。
割合で言うと、「プライベート80%、店の宣伝20%」といったところでしょうか?
じゃあ、何のためにSNSをやるのか?
SNSには「個」に焦点を当てて投稿しています。
この場合「個」とは「社長である私(家族も含む)」のことですね。
ときに「店長」だったり、「大学生のアルバイトスタッフ」だったりします。
SNSに自分たちのプライベートの内容を投稿することにより、私やスタッフと言う「個人に興味を持ってもらう」のが目的です。
「誰だか知らない人の日常になんか興味ないよ」というのがもっともな意見です。
でも、SNSの投稿は自分や店のフォロワーや友だち登録してくれた人に向けたものなので、私の直接の知り合いか、そうではなかったとしても、少なくとも私の店に来てくれたことがある人たち、興味を持ってくれた人たちなのです。
毎回毎回、店の宣伝ばかりのタイムラインなんて誰も見ませんよね。当然スルーです。でも、店の宣伝ではなく、社長やスタッフのプライベートのことだったら、見る人が少なからずいるはずです。
そうして、何回も見ていると、だんだん親近感がわいてくるのですね。
これを「単純接触効果」と言います。
毎日テレビで見る芸能人に親近感を覚えるのと同じです。
一度も会ったこともないのに、しかも年上にも関わらず「中居くん」なんて呼んじゃうわけです。AKBや乃木坂を我が子のように応援しちゃうのです。夏の甲子園を見て、高校球児に涙しちゃうのです。
こうして、親近感をもってくれれば、「今夜はどこで食事をしようかな?」となったときに、自分の店を思い出してくれる確率があがるわけです。
要は
SNSはあくまで「つながりを作る(保つ)ためのツール」と考えましょう。爆発的な集客をするためのツールではないということです。
今日のまとめ
①SNSをやったからといって、すぐに来店人数が増えるわけではないです。
➁SNSはあくまで「つながりを作る(保つ)」ためのツールだと考えましょう。
③地道ですが、やり続けることに意味があります。
④「個」を出すことによって、あなたの店の親近感が高まるのです。
⑤親近感が高まれば、あなたの店を選ぶ確率が高くなるのです(集客につながる)。
次回は、飲食店のポータルサイトについて考察してみたいと思います。