こだわりのお洒落なカフェは何故3年以内に閉店してしまうのか?飲食店の販促をアラフォーオヤジ目線で「おもしろおかしく」考えてみる

飲食店を2店舗経営しています。POP制作などの販促やオヤジギャグと飲酒を担当しています。私が作ったPOPやオヤジギャグを参考に飲食店の販促について「おもしろおかしく」オヤジ目線で考えます。

「完璧主義者」という言い訳

「完璧主義者」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか?

 

職人

こだわっている

プロフェッショナル

頑固一徹

カッコいい

 

「おれ、完璧主義なんだよね。だから、こんなクオリティの低いものなんて、お客様に出せないよ」

 

おお、本当にこだわっていて、完璧主義って何だかカッコいい気がしますね。

 

一方、僕はどうか?

 

店のスタッフと新商品の打ち合わせや試作をしていて

「うーん、もう一歩何だけどなあ。まあ、とりあえず、それでスタートしちゃって良いよ。やりながら修正していこう。じゃあ明日からスタートね」

 

僕の場合、いつもこんな感じです。

完璧主義者の人からすると「ひどくいい加減」に感じるかも知れませんね。

 

僕の店も9月から秋メニューがスタートしたんですね。

でも、一部の新メニューは最終的な形になってないまま、スタートしています。

営業しながら、より良い形を模索していけば良いと思っているからです。

 

僕から言わせると

「完璧主義者」という言葉は「何もやらない言い訳野郎」「市場からの評価にビビッているチキン野郎」と同義です。

 

100点を目指して修正を繰り返す、いつになってもリリースされない。

 

僕は3日で考え、70点でリリースしちゃて、やりながら修正していく。

 

経営者として、どちらが正しいか?

 

趣味の世界なら「完璧主義」も良いかもしれない。だって、生活をかけて趣味に没頭する人はいないから。とことんお金と時間をかけて徹底してやればよい。

 

経営者は自分や家族、従業員の生活をかけてビジネスをやっているのです。

いつまで経ってもデビュー出来ない完璧主義の商品は利益を1円も生み出さない一方、70点の未完成の商品は稼いでくれるのです。

 

そもそも、100点の完璧な商品なんてものは存在しないのです。

 

優秀な頭脳を持った社員が多数いる有名な大企業でも、商品をリリースしてから、トラブルが起きたり、何度も修正改良を繰り返しているのです。

僕らのような小さな飲食店が完璧で100点の商品やサービスを提供出来るなんてありえないのです。

 

だとしたら、70点でも良いので、とっととリリースするのが正解ですね。