こだわりのお洒落なカフェは何故3年以内に閉店してしまうのか?飲食店の販促をアラフォーオヤジ目線で「おもしろおかしく」考えてみる

飲食店を2店舗経営しています。POP制作などの販促やオヤジギャグと飲酒を担当しています。私が作ったPOPやオヤジギャグを参考に飲食店の販促について「おもしろおかしく」オヤジ目線で考えます。

相手が困っていることを解決してあげる 前回の続き

「相手が困っていることを解決してあげる」

 

これが全てのビジネスの基本ですね。

 

前回のブログでも少し話しました。

kawagoetaiyou.hatenablog.com

 

今回は私の店でやっているちょっとした(でも決まれば大きい)売上アップのテクニックをお伝えします。

 

まずは実際に使っているメニューをご覧下さい。

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これは当店の飲み放題メニューの一部です。

ドリンクの内容は今回はどうでも良いので無視しますね。

重要なのはこのメニューの下半分です。

 

「相手の困っていることを解決してあげる」

 

そう、これは「宴会の幹事さん」に向けたメッセージになっています。

 

宴会の幹事を経験したことがある方ならわかると思います。

 

2次会の場所を前日までに予約しておけば良いだけの話なのですが、大抵の場合、決めていません。

何故なら、何人が2次会に行くか不明だからです。また、2次会の会場に行く正確な時間もあやふやです。

 

飲食店側も「来店人数も来店時間もあやふやくな予約」はあまり受けたくありません。他のお客様に迷惑がかかる場合もあるし、ドタキャンの可能性もあります。

 

だから、宴会の幹事も前日までに2次会の会場をおさえづらいのです。

 

では、当日、幹事はどうするか?

 

1次会の終盤になるとソワソワし出します。近隣の居酒屋やカラオケボックスに電話して空き状況を確認します。週末の22時頃だとなかなか大人数で入れる店はありません。「2次会に行く人~?」と大きい声で聞いても、みんな酔っぱらっているのでまともに聞いてもくれません。寝てしまっている人もいます。さあ、困りました。

 

そこですかさず、

店のスタッフが駆け寄って「うちでこのまま2次会やりませんか?」と声を掛けるのです。

貸切が終わった後、そのあと22時頃に再オープンするわけですが、まずそんな時間から新規のお客様が来ることはマレです。来ても少人数。だったら、今目の前にいる貸し切り宴会の30人の団体(全員でなくても)に残ってもらった方が店側も助かるのです。そもそも2時間飲み放題の後なわけですから、みんなほとんど飲みませんので、店は超儲かります。

 

当店の場合、

飲み放題のメニューに「そのまま2次会出来ますよ」という内容を、最初から載せちゃっているのです。

こうした方が、幹事は最初から2次会の選択肢のひとつにしてくれるし、スタッフが口頭でプッシュすれば、残ってくれる確率が高くなります。

 

意外と飲食店のスタッフでここまでやっているところは少ないと思います。とても単純で簡単に今日から出来るので、飲食店の皆様はぜひやってみてくださいね。

 

 

今日のポイント

 

➀困っている人を見つける

➁困っている人に直接訴えて、解決策を提示してあげる