突然、あなたの目の前に白馬に乗った王子様は絶対に現れませんし、「70億人の中から君を見つけたんだ」なんて口説き文句も嘘だっつーの。
今日は恋愛の話でもしようかしら?
突然ですが世界の人口って何億人だかご存知ですか?
はい、正解は約74億人です。
よくJPOPの歌詞や小説・映画で出てくる超くさいセリフ
「70億人の中から君を見つけたんだ」
なんていうのがあります。
それほど、「君は僕にとって特別な存在なんだ」という口説き文句ですね。
世界の全ての人(70億人)に会うなんて不可能です。当たり前ですね。一人に1秒掛けても、70億秒かかります。何年かと言うと230年以上掛かるわけです。
つまり、70億人の中から君を見つけたというのは「明白な嘘」なのです。
もちろん比喩なので、その人が何人と会って君を選んだか知りませんが、大抵、学校が一緒だったり、職場が一緒だったり、そんな感じだと思います。
ああ、何て世界は狭いんだ!!
70億人ではなく、せいぜい数十人、数百人の世界ですww
さて、あなたは
「単純接触効果」
という言葉を聞いたことがありますか?
初めのうちは興味がなかったり、苦手だったりしたものも、何度も見たり、聞いたりすると、次第によい感情が起こるようになってくる、という効果。たとえば、よく会う人や、何度も聞いている音楽は、好きになっていく。これは、見たり聞いたりすることで作られる潜在記憶が、印象評価に誤って帰属されるという、知覚的流暢性誤帰属説(misattribution of perceptual fluency)で説明されている。また、潜在学習や概念形成といったはたらきもかかわっているとされる。
図形や、漢字、衣服、味やにおいなど、いろいろなものに対して起こる。広告の効果も、単純接触効果によるところが大きい。CMでの露出が多いほど単純接触効果が起きて、よい商品だと思ったり欲しくなったりするのである。
以上、ウィキペディアより引用。
単順に言うと、
「何度も接触していると好きになっちゃう」
ということです。職場恋愛が多いのはそういう理由です。
毎日顔を合わせているうちに、好きになっちゃうのです。
突然、あなたの目の前に白馬に乗った王子様なんて現れないのですよ。
今いる職場にあなたの「運命の人」はいるのです。
毎日のようにテレビで見る芸能人に偶然街で会ったら、親しい友だちに会ったかのように思わず話しかけちゃうのです。初めてあったにもかかわらずです。
中学の同級生が美容院を営んでいれば、そこに行こうかなと思うし、知り合いが農業をしていたらそこから野菜を買おうかなと思うし、大工をしていたら家のリフォームはその人に頼もうかなと思うわけです。
つまり、
誰だか知らない人より、知っている人から買いたいと思うのです。
だから、大手企業は何億と言う大金を使って、テレビCMを打ち続けるのはそういう理由です。
「情報を発信し続ける」
これって商売の基本なんですね。
ただし、大切なのは
「自店のターゲットがいるところ」に対して情報を発信し続ける
ということです。ターゲットがいないところに販促をしても効果はゼロです。
だからこそ、どんなコンサルも必ず言うのが「自店のターゲット」は誰なのか?
これがとても重要なのですね。ターゲットに関してまた日を改めて考察しますね。
今日のまとめ
ターゲットがいる場所に、常に発信し続けることが大切
ほら、この写真だって何度も見ていると、きっと私のことが好きになっちゃいますよ?!