こだわりのお洒落なカフェは何故3年以内に閉店してしまうのか?飲食店の販促をアラフォーオヤジ目線で「おもしろおかしく」考えてみる

飲食店を2店舗経営しています。POP制作などの販促やオヤジギャグと飲酒を担当しています。私が作ったPOPやオヤジギャグを参考に飲食店の販促について「おもしろおかしく」オヤジ目線で考えます。

先日、大手食品卸の展示会に行ってきました。「うーん」な感じです。もったいないなあ。

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久しぶりの投稿になってしまいましたが、いつも読んでくれてありがとうです。あなたが大好きです。

 

さて、先日ある食品卸の展示会にスタッフとともに行ってきました。たくさんのメーカーが出店していて、まあ何百、何千?の商品サンプルが並んでいます。

 

ただ、そのどれも私の心には響きませんでした。

 

どれもこれもスペックばかりを謳っているのです。

 

「どれだけこだわり(安心安全や高級、珍しい)の素材を使っているのか」「どれだけこだわりの製法なのか」「どれだけ使い勝手が良いか」ばかりを強調しています。これをスペックと言います。分かりやすく言うと「提供する側(飲食店の厨房スタッフ)」向けの情報ばかりです。

 

もちろん、こうしたスペックも重要です。メーカーのビジネス相手は飲食店ですから、飲食店向けの情報は当然重要です。

 

一番重要なのは「エンドユーザー(お客様)にどんなメリットがあるのか」ということなのです。

 

ここが完全に抜け落ちているのです。「どういうお客様に食べてもらいたいか」「これを食べるとこんなに良いことがある」という「ご利益」がほとんどのメーカーのブースには書いてありませんでした。

 

商品はきっと良いものなのでしょう。だからこそ、「ご利益」を謳わないのは非常にもったいないなあと思います。

 

もう一つ「物語」が重要です。

 

例えば、「その商品が誕生した秘話」(失敗談など)や「生産者の熱い思い」を訴えるのです(この「物語」に関しては次回以降もう少し掘り下げて考えてみたいと思います)。

 

スペックだけではお客様は反応しない時代なのです。

 

ルートセールスばかりしている卸、メーカーは今後淘汰されていくと私は考えています。また、そういう卸、メーカーを頼ってばかりで、自分たちで何も考えない飲食店も当然淘汰されていくでしょう。もう、そういう時代に来ています。

 

今日のまとめ

 

➀スペックだけではお客様は反応しない

➁「ご利益」と「物語」を謳って初めてお客様は反応する