こだわりのお洒落なカフェは何故3年以内に閉店してしまうのか?飲食店の販促をアラフォーオヤジ目線で「おもしろおかしく」考えてみる

飲食店を2店舗経営しています。POP制作などの販促やオヤジギャグと飲酒を担当しています。私が作ったPOPやオヤジギャグを参考に飲食店の販促について「おもしろおかしく」オヤジ目線で考えます。

眼鏡をはずしてみると、意外と男前なのである?!

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今日は暑かったですね。もう真夏な感じです。車の運転もあったので、数年ぶりにサングラスをかけました。視力は良いので、普段は眼鏡をかけません。

 

サングラスをかけると見える世界が変わりますね。

 

これって、ビジネスやその他全てのことにおいて、同じことが言えます。

 

私たちは知らず知らずのうちに「色のついた眼鏡」をかけて物事を見ています。

 

そう「無意識のうちに」です。「バイアスがかかってしまっている」わけですね。

 

どういうことかと言うと、私たち飲食店に置き換えてみます。

 「うちの店はイタリアンだから〇〇〇がなくてはいけない」

 「うちはカフェだから、イスは全部バラバラにした方がお洒落でカッコいい」

 「ランチは安くしなければならない。ワンコインでやろう」

 

まず、イタリアン、フレンチ、スパニッシュ、居酒屋などというカテゴリーは意味を持たなくなりました。

 

そう言ったカテゴリーに縛られていると、それ以上の発想が出てきませんよね。

 

くら寿司」なんて一体何屋さんなのか全く不明です。回転ずしチェーンと言う枠にハマっていたら、あんな発想は出てきません。

 

そもそも「飲食店」という業種も意味がないかもしれません。

「総合エンターテインメント」と言う捉え方も出来ますね。

だから、あたなの店の競合店は近隣の飲食店ではなく、コンビニや映画館かも知れません。

 

実際、私は店のスタッフに「ライバルはディズニーランド」だと公言しています。

 

とにかく「ワクワクすること」「楽しいこと」を提案する店でありたいという思いからです。

 

実は私の店は、10年間続けたランチ営業を1年前にやめました。ランチ営業は毎日オープンと同時に15時くらいまでずっと満席でしたし、平日は30分待ち、週末は1~2時間待ちという日も多かったです。

 

それまではカフェだから「ランチをやるのが当たり前」だと思っていたのですね。

毎日満席だから日々忙しく、スタッフはみんな充実していました。

 

でも利益がほとんど出ていなかったのです。いや、実際それも承知していました。

 

ランチは儲からないと分かっていても、「昼のお客様が夜に繋がる」と思っていたからです。

 

残念ながら、昼のお客様は基本的に昼にしか来ません。夜に繋がるのは極マレです。

 

きっとあなたもそうではないですか?ランチに行く店と、夜行く店を使い分けていませんか?

 

私の店のランチ単価は1000円オーバーでしたが、ワンコインや安い価格でやっている店の大変さを考えるとゾッとします。

 

では、昼をやめたらどうなったか?

 

時間が出来ました。家族と一緒に過ごす時間が増えました。販促をしたり、セミナーに行ったり、経営の本を読みました。

 

そうすると、夜の売上が上がってきます。時間も出来て、身体も楽になり、売り上げも上がる。良いことばかりです。

 

 

今日のまとめ

 

何かの「カテゴリーに収まる」「枠にハマる」という状態はとても楽で居心地が良いのです。でもそこからは新しい発想は何も生まれません。ブレイクスルーは起きないのです。自分で勝手に天井を作ってしまっているからです。業界の常識みたいなものに縛られないで下さい。

 

枠からはみ出てみて下さい。眼鏡をはずしてみて下さい。

 

今まで見えなかったものが見えてきて、自分のビジネスに応用できることが沢山あるハズです。