こだわりのお洒落なカフェは何故3年以内に閉店してしまうのか?飲食店の販促をアラフォーオヤジ目線で「おもしろおかしく」考えてみる(通称「オヤジ販促」)

飲食店を2店舗経営しています。POP制作などの販促やオヤジギャグと飲酒を担当しています。私が作ったPOPやオヤジギャグを参考に飲食店の販促について「おもしろおかしく」オヤジ目線で考えます。

POPってとっても重要⑤ 無意識に訴えかける その2

例えば、こんな経験はありませんか?

 

たまたま、ユニクロのテレビCMを見ました。春物のシャツ1980円のCMでした。

「そうかあ、もう春だんだなあ。新しくシャツでも欲しいなあ。1980円なら買ってもいいかなあ」と春物のシャツを着て、楽しそうに街を歩く自分の姿をぼんやり想像しました。

 

次の日、たまたま通りかかった洋服屋さんの店頭に、春物のシャツがディスプレイしてありました。洋服やさんに寄る用事はなかったのだけれど、昨日見たユニクロのCMが頭をよぎり、つい足を止めてそのシャツを手に取りました。

 

そのシャツの値段は7900円。内心、「高いなあ。これだったらユニクロに行こうかな。」と思ってその場を立ち去ろうかと思っているときに、店員さんが近寄ってきて「色違いもあるんですよ。春っぽくて良くないですか?」なんてくるわけです。「うーん、高いからやめよう」と思っていると、その店員さんはすかさず「デザイン違いなんですけど、こんなのもありますよ」と5900円のシャツを持ってきます。「へー」と急に5900円のシャツが安く感じて、何だか魅力的に見えてきました。この時点でユニクロのシャツのことは頭にはありません。そして、5900円のシャツお買い上げ~!

 

結局、「とりあえず見るだけ」から「買うか買わないか」という選択肢になり、いつの間にか「7900円か5900円か」という選択肢に代わってしまっていたのです。

 

前回の掃除機の話と今回のシャツの話には共通していることがあります。それは「意識していなかったものを買いたいと思ってしまい、実際に買ってしまった」ということです。つまり衝動買いです。決して騙されたわけではありません。喜んで買ったのです。

 

私たち人間の意思決定の95%は無意識なのだそうです。つまり自分で強い意志をもって決定していることは5%しかないということです。ここに商売の基本が隠されていると思うのです。

 

この95%の無意識に訴えかけ、こちらの意図する方へお客様を導くことが出来たのならば、きっとあなたや私の商売はうまくいくはずだと思うのです。だからと言ってこれを悪用し不要なものをむりやり売りつけるのはダメですが、掃除機やシャツの話のように売る側も買う側もハッピーになれるように導いたら良いのです。これこそが商売の本質であり、面白いところだと思うのです。

 

そのためにはいつくつかのプロセスが必要となってきます。プロセスというと何だかぼんやりしていますね。簡単に言うと「人を消費行動に駆り立てる順番」のことです。次回以降この順番について考察していきます。