こだわりのお洒落なカフェは何故3年以内に閉店してしまうのか?飲食店の販促をアラフォーオヤジ目線で「おもしろおかしく」考えてみる

飲食店を2店舗経営しています。POP制作などの販促やオヤジギャグと飲酒を担当しています。私が作ったPOPやオヤジギャグを参考に飲食店の販促について「おもしろおかしく」オヤジ目線で考えます。

店前看板について考える➁

うちの近くの結婚式場のおっきな看板。

 

「親を喜ばせる結婚式」

 

というキャッチコピー。あっ良いなあと思うのです。

結婚式って「家」と「家」という感じがして、男はちょっと面倒くさいなあと思ってしまいますね。「自分たちが主役なのに」とも思っちゃいます。

 

でも、上のキャッチコピーをよく考えてみてください。確かに結婚式では結婚する本人たちは「親に感謝」するという気持ちを持っているでしょう。

 

一方「親を喜ばせる」という視点は面白いですね。これもよくよく考えると確かにそうです。でも「感謝」だけでなく、「喜ばせる」という言葉を改めて使うと、何だか結婚式をやる意味もグッと深くなるし、たとえ準備が大変でもやれそうな気がしてきます。

 

どんな言葉を使うかによって、印象が大きく変わるのだなあ。言葉は大きな力を持っているのだなあ。

 

 

さて、私の店前看板はどうかというと、まだまだ発展途上です。

色々試行錯誤しながら日々どのパターンが良いか検証し、ブラッシュアップの毎日です。

 

現状、用途の違う3つの看板を置いています。

 

➀通りの向こうからでも見えるような、大きな看板(ライト付き)

⇒テキスト(文字)は極力少なくして大きな写真(ピザとワイン)をメインに

⇒通りかかった人が遠くからでも何の店(ピザとワインの店)かが分かる

 

➁入り口わきの窓に大きな垂れ幕(ピカピカ電飾付き)

⇒ワインとピザの写真。一部、代表的なメニュー名と価格

⇒➀の大きな看板を見て近づいてきた人にどんなメニューがあって、いくらくらいなのか分かる構成

 

③入り口前に手書きのA型看板(上からスポット照明を当てる)

⇒扉を開けさせるためのダメ押し攻撃

 

どういう状況の人に対して訴えかける看板かを明確にするのがコツです。

➀の看板 ⇒通りの向こうを歩く人に向けて

➁の看板 ⇒興味を示して近づいてきた人に向けて

③の看板 ⇒入店しようかしまいか悩んでいる人に向けて

 

外の看板がうまく機能すると絶大な効果があります。

例えば、新規のお客様が、看板を見てたまたま入店してくれたとします。

毎週2組だと仮定します。1組だいたい2.5人だとすると5名です。

 

5名 × 客単価4000円 × 52週(1年間) = 年間売上104万円

 

仮に毎週4組なら年間208万円!もし毎週1組だとしても年間52万円です。

しかもこの新規のお客様はリピートしてくれる可能性だってあるのです。

外看板は雨の日も風の日も自動で集客してくれるのです。

 

上記のシミュレーションからも分かる通り、外看板の費用対効果は抜群です。

なので、ある程度のお金をかけても良いと思っています。必ず取り返せます。

 

さすがに数十万円(大きな看板は高い)も出せないなあというなら、A型看板でも十分です。これなら数千円から始められます。ホームセンターに行けばどこでも置いてあります。今すぐ買いに行きましょう。

 

まずは皆さんも外看板から始めてください。今日からでも出来ますね。

 

 

PS

今、新たな外看板を設置しようと打ち合わせをしているところです。

また、新看板が導入されたらご報告します。

店前看板について考える➀

こんにちは。昨夜はお客様が非常に少なかったです。本店は10年以上、支店は5年営業をしていますが、こういう日もまれにあります。

 

時代のせいだとか、景気のせいだとか、天候のせいだとか言い訳を絶対しないようにしています。もしかしたら近隣の店も同様にヒマかも知れません。でも、どこかに繁盛している店もあるのです。その店はきっと何か魅力がある販促をしているはずなのです。「近隣の店舗も暇だろうから、うちもしょうがない」と思った時点で思考停止です。

 

お客様が少なかったのは私の販促活動が足りないせいだと思っています。常に勉強、実践、検証を繰り返しています。

 

時間があったので、これをチャンスと考えました(←この考え方は非常に重要です。物事をどう捉えるかで自分の行動がガラリと変わります)。「販促をやる時間が出来た」と肯定的に捉えるのです。

 

A型看板を書き換えました。置く場所も変えました。写真をご覧下さい。

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当店の唯一無二のアピールポイント「日本ワイン」。「飲んだことありますか?」と問いかけてみました。「50種類」「川越ナンバーワン」という数字を使いました。

 

この看板の目的は「店の前まで来た人に入店を促す」ためです。

 

「気になって店の前まで来たけど、結局入らなかった」という経験はみなさんありませんか?初めての店だと特にそうですね。「美味しくなかったらどうしよう」「値段が高かったらどうしよう」と考えてしまうからです。

 

実はこの看板も含め、店頭には3つの看板があります。それぞれ役割が違います。

この辺も含め、次回は店頭販促ついて考察してみたいと思います。

経営者はひたすら行動あるのみ。無知を言い訳にしない。

こんにちは。今日は暗いニュースから。

 

先日、「生後6か月の赤ちゃんが、はちみつ入り離乳食を食べて死亡した」という痛ましいニュースがありました。みなさんもテレビ等で見た方もいらっしゃるかも知れません。

 

私もちょうど同じくらいの赤ちゃんがいます。非常に心が痛むニュースでした。

 

はちみつの容器に「1歳未満の子供には与えないでください」と書いてありますし、子育てをしている親はみんな知っている「当たり前」のことだと思っていました。

 

この親も自分の子供に対して「良かれ」と思ってやっていたに違いありません。だからこそ、このニュースを聞くと心が痛むのです。

 

「知らない」「無知」というのは、時にして「重大な結果」を招いてしまいます。

心からご冥福をお祈りいたします。

 

さて、私たちのような小さな飲食店も勉強しつづけなければなりません。知っていれば未然に防げたこと、知って入れればもっと売り上げをあげられたこと、きっと誰でも心当たりがあるだろうと思います。もちろん私も何度もそういう経験をしています。

 

「その方法を知っていれば、閉店しなくて済んだかもしれない」と悔しがっても、閉店してしまったら、もうどうにもなりません。後の祭りです。

 

今のご時世、インターネットを叩けば、いくらでも情報があふれています。良い本も沢山あります。何をするにせよ「知らなかったから出来なかった」というのはただの言い訳ですね。

 

そのあふれかえった情報の中から何を取捨選択し、いかに有益に使うか?

 

私たち経営者は常にアンテナをはり、勉強し続けなければなりません。

そして学んだことを実行するのです。

更に実行した結果を検証し、次につなげる必要があります。

いわゆるPDCAというやつですね。

 

数年前まで私はたくさん経営の本を読んでいました(もちろん今もです)。でも、そこで終わっていたのです。行動することななく、「身についた」と勝手に思いこんでいたのです。ただのノウハウコレクターですね。

 

でも、今は違います。とにかく行動することにしました。良い結果の時もあれば、そうでない時もあります。ダメならやり直せば良いだけです。私たちには何度でも立ち上がる力があるのです。もちろんあなたにも。

 

ひたすら行動あるのみです。行動する人しか結果が出ません。当たり前ですね。一歩でも前へ進むためには大量の行動、それしかありません。何もしないで愚痴や不平不満を言う人たちの言葉には耳を傾けないでください。前進あるのみです。応援しています。

中華料理屋のチラシの続き

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今日はとても暖かったですね。半袖でも良いくらい。私は家族でいちご狩りに行ってきました。30分2000円(子供は1500円)食べ放題です。大人2人、子供1人で合計5500円なり。これを高いと見るか安いとみるか?スーパーだったら、1パック400円のものが14パック買えます。

 

私と娘はそれぞれ20個、妻は60個!食べました。苺はとても美味しいのだけれど、私は20個で十分です。20個で2000円。1個100円。スーパーで買った方が断然お得ですね。でも「新鮮な苺を自分でとってその場で食べる」という「体験」にお金を払っていると考えると妥当な値段かも知れません。付加価値をつけて売る。商売の基本ですね。私たちも、その他のお客もみんな楽しそうにいちご狩りをしていました。

 

さて、前回の中華料理屋さんのチラシの件です。どういうチラシの内容だったら良かったのか?

 

ずばり「割引する理由」が必要なのです。このチラシにはそれが書いてありません。だって、このご時世、右も左も割引ばかりです。割引がスタンダードなのです。その中で選ばれなければならないわけです。自分の店の割引は他店とどこが違うのか?を明確に伝える必要があるのです。

 

具体的にはどうしたら良いのか?

 

「オープン10周年記念」でも良いし、「在庫一掃セール」でも「梅雨だから雨の日特典」でも「決算セール」でも「新年度スタート応援」でも「歓送迎会」でも良いのです。割引になる理由がある方が人は動くのです。その理由を読んで「あっこれは自分のことだ!」という風に思ってもらわないと行動に移らないのですね。

 

単に「うちは安いですよ」では誰も見向きもしません。そんなことをやっていたら、より安い方に流れていくだけです。終わりなき安売り合戦の始まりです。最終的には全員共倒れです。私たち小さな飲食店はそういう世界に足を踏み入れてきにはダメです。

 

以前、「人はほとんどのことを無意識のうちに決定している」

 

という様な事を言いました。丁寧に教えてあげれば、お客様はこちらが意図する様に動いてくれる確率が高いのです。

 

今日はとても基本的でとても大事な話をしました。次回も皆さんのお役に立てるような情報を発信していきます。

 

 

中華料理屋のポスティングチラシを考察する

こんにちは。お花見シーズンです。今日はとても暖かかったので、きっと多くのお花見客であふれかえっていたことでしょう。あいにく私は仕事です。車を運転しながら、満開の桜を楽しみました(涙)。

 

さて、今日はポスティングチラシについて考えたいと思います。

 

というのも、たまたま今日、店のポストを覗いたら、飲食店のチラシが入っていました。どうやら中華料理店の様です。当店の近隣の住宅にも同じチラシが入っていたはずです。青い背景のA5サイズのチラシです。内容は次のような感じです(画像をそのまま載せると色々問題がありそうなのでやめます)。

 

「日頃の感謝を込めまして、お得なサービスを実施します!」と銘打ってあります。そのサービス内容とは「餃子3個無料、味付け卵1個無料、麺大盛りorライス無料」だそうです。このサービス内容は手書きです。正確に言うと出だしの「日頃の~」のくだりは印刷されています。そのあとに続く「餃子3個無料~」は手書きです。店名の欄も空欄になっており、「〇〇店」と書き込めるようになっていて、手書きで店名を書きこんであります。つまり、チェーン店のテンプレですね。

 

テンプレが悪いわけではありません。ビジネスはいかにレバレッジを効かせるかがキーポイントなのでテンプレは非常に重要なわけです。

 

ただ、このチラシにはビックリします。何が問題なのかと言うと・・・

店名は書いてあるのですが、住所も電話番号も地図も載っていないのです。まさかと思って裏を見たら、良く見ないと見えないくらい、うすーく横判(店名と住所と電話番号のハンコ)が押してありました。どう考えても誰も気づきません。いずれにせよ地図はありません。駅から徒歩何分なのかも不明です。

 

私の店は10年以上営業しています。この業界では10年もやっていたら老舗の部類です(笑)。だからと言って近隣の住民が100%私の店を知っているわけではありません。このチラシの店が何年営業しているか知りませんが、40年この地に住んでいる私が知らないのですから、大抵の人は知らない店だと思います。なのに、地図もないチラシ。初めてこの店名を聞いた人がこの店にたどり着ける確率は極めて低いです。おそらくこうのチラシの回収率はゼロに近いと考えられます。お金をかけてチラシを刷って、人件費を掛けてポスティングをしたにもかかわらず、おそらく回収率はゼロに近いでしょう。全ての労力が無駄と言わざるをえません。

 

では、どういうチラシを作って、撒けば良かったのでしょうか?

 

最低限、掲載しなければいけない情報は

 ➀店名

 ➁住所

 ③電話番号

 ④地図

 ⑤何屋さんなのか?

ですね。当たり前です。誰もこの店のことを知らないという前提で作るわけから。でもこれは一番重要なわけではありません。

 

一番需要なのは・・・

 

非常に重要な点です。長くなりそうなので次回にトゥービーコンテニューです。

今日も最後まで読んでいただいて本当にありがとうです。

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なお、この写真は私の妻と子供とは一切関係はありませんよ。

 

800円のドリンクがバカ売れです。500円~700円のドリンクよりも売れるわけ

こんにちは。今日は温かく、まさにお花見日和ですね。うちの妻と子供たちも花見に行きました。私は仕事です。

 

さて、前回、800円のドリンクが売れているという話をしました。今日はそのPOPを公開します。f:id:kawagoetaiyou:20170404152114j:plain

売れているポイントは下記の通りと考えられます。

 

 ➀梅酒でサングリアが珍しい(普通はワインですもんね)

 ➁大きなワイングラスで提供 → お洒落感、ゴージャス感が出る

 ③赤と白の2種類ある(普通のサングリアは赤のみの場合が多い)

 ④単純に「赤・白」ではなく、「情熱の赤・魅惑の白」とすることにより魅力アップ

 ⑤女性が好きそうなフルーツを列挙し、イメージしやすくする

 

何の珍しい素材を使っているわけでもありません。誰でも作れるレシピです。グラスを大きなワイングラスにしただけです。このグラスもたまたまビールメーカーから無料でもらったものです(サントリーさんありがとう)。

800円で提供していますが、原価はたかが知れています。つまり超儲かる商品です。お客様も喜び、店も儲かる。素晴らしい商品です。

 

これが「付加価値をつけて売る」ということです。

 

それが出来るかどうかは、お客様への伝え方、POPの書き方で決まってきます。

いわいる「セールスライティング」というやつです。これが大事です。

 

このセールスライティングのスキルを磨き、POPを適切に作成出来れば、間違いなく売れる商品が作れます。

 

決して「美味しいから売れる」わけではありません。

当たり前です。だって、食べたこと(飲んだこと)がないからです。

 

どうしたら、食べたことも飲んだこともないものをオーダーしてもらうかを、ただひたすら突き詰めて考える必要があります。

 

中野や高円寺あたりの安い居酒屋で、「自分の演技(音楽)がどれだけ素晴らしいか」と演劇論(音楽論)を熱く語る「売れない役者(ミュージシャン)」にはならないでください。

 

「売れているものが美味しいものなのです」

「人気の役者がする演技が良い演技なのです」

「売れている楽曲は全て名曲なのです」

 

大丈夫です。私でも出来るのです。あなたなら絶対出来ます。応援しています。

次回もまた別の例を取り上げていきたいと思います。

プライス設定は重要です

新車に買いかえて、もうすぐ1年経ちます。13年以上乗ったスバルのインプレッサから、トヨタヴォクシーに乗り換えました。僕は車にほとんど興味がありません。だから、仕事がら荷物が沢山詰めること、家族が増えたので7人乗りであること、この2つだけを考えて選びました。車のナンバーは「830」です。決して「YAZAWA」ファンではありません。娘の誕生日8月30日です。

 

さて、人は数字に敏感です。当店では年間を通して「梅酒サングリア」を打ち出しています。1杯800円の商品です。普通に考えたら、川越で800円は高いです。銀座や六本木なら別ですが、ここは川越です。何を隠そう小江戸川越です。この値段のドリンクなんてまず頼みませんよね。

 

ところが月間150杯前後売れる超ヒット商品です。ソフトドリンクも含めた全ドリンクの月間売上杯数の10~15%を占めます。価格帯別に見ても500円~700円のドリンクよりも800円の方が売れています。

 

付加価値をつけていかに高く売るか?これが大事です。所謂「粗利」がとても大切です。お客様に喜んでもらいたいと薄利で売るのは誰でも出来ます。簡単なことです。でも僕ら小さな店はそれをやるとアウトです。絶対にやってはダメです(イベントのような瞬間的なものなら良いが、継続してやるとダメ)。

 

でも、そんな商品も今ほど売れない時期がありました。店長に店内黒板を書いてもらったのです。その黒板を見た瞬間「これでは売れないだろうな」と僕は思ったのですが、あえて口を出さずにその黒板をそのまま飾りました。1か月経過し、売り上げを確認すると、案の定です。「800円」という値段を、何故か四角で囲んでいたのです。しかも2重にです。これでは「800円」という値段が先行してしまいます。「800円=高いドリンク」という図式になり、オーダーに繋がらなかったのだろうと推測出来ます。つまり値段が先行し、商品の魅力が全く伝わらなかったのです。その旨を店長に伝え、黒板を書き直しました。もちろん金額以外の部分の文句も大幅に見直しました。現在の売上はさっき申し上げた通りです。売上に大きく貢献してくれています。

 

つまり、その商品の価値がちゃんと伝われば、近隣の相場より多少高くても売れるのです。安売り競争には巻き込まれないでください。時にはイベント的に安売りすることも必要ですが、あくまでそれは瞬間的なものであり、お祭り的要素の強い売り方です。安く売ることがお客様の為になる、あるいはお客様が喜んでくれる、という幻想は捨てましょう。事実、僕の店では1杯800円のドリンクを多くの方がオーダーして、喜んで帰っていきます。ありがたい話です。

 

そのPOPは次回公開しようと思います。今日のところはここまでです。いつもありがとうです。

チームっていいなあ。仲間っていいなあ。

今日はちょっと私のプライベートのことを話したいと思います。今では飲食店を2店舗経営していますが、その前は全く違う仕事をしていました。テレビCMもしている会社、おそらくみんな知っているであろう会社で営業マンとして6年間働いていました。29歳の時一念発起し、退社して夫婦2人で小さな飲食店を地元でオープンしました。11年前の話です。

 

決してサラリーマンが嫌だったわけではなく、「自分の幸せとは何か」を考えた時に「独立」が最適だと考えたのです。当時は右も左も分からず、勢いだけで突っ走っていたのが懐かしいですね。

 

さて、3月は歓送迎会シーズンです。僕の店でも毎日のように歓送迎会が行われています。今日もそうでした。42人の貸し切り歓送迎会です。

 

異動する人、送る人、新しく来る人、迎える人・・・涙なみだナミダ

 

良いなあ、良いなあ。仲間って素敵だなあ。

 

僕の会社はとっても小さいです。社員4名、アルバイトスタッフ6名の合計10名の会社です。2年ほど前までは出店をして多店舗展開を考えていました。実際に物件も探していたし、契約寸前までいっていたケースもありました。どんどん店を増やして、スタッフも増やして会社を大きくしていこうと考えていました。それが僕の「幸せ」だと思っていたのです。

 

でも今は新しく出店することはあまり重視していません。考え方が変わってきたのです。子供が出来たのも影響しているのかも知れません。「幸せのカタチ」が変わってきたのでしょう。

 

今の2店舗でどれだけ自分やスタッフの幸せを最大化出来るのか?僕に課せられた使命だと思っています。

 

でも今日みたいな42人の歓送迎会を見ていると、仲間をもっともっと増やしたいなあと考えちゃいますね。根が体育会系だからかなあ・・・以前働いていた職場を思い出して、何だかしみじみしちゃいました。

 

つまらない話をツラツラとしてしましました。次回からはまた皆様のお役に立てるような情報を提供していきます。今日もお付き合い頂きありがとうございました。

POPはわかりやすい方が良い

今日はPOPに使用する言葉について考えてみたいと思います。

さて、あなたは次の漢字を正確に読めますか?

 

大黒天・毘沙門天・恵比寿天・寿老人・福禄寿・弁財天・布袋尊

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皆さんこれが何を意味しているかは分かると思います。そう、七福神です。

でも、正確に読めるかと言われると、?なものがいくつかあるかも知れません。

 

梅酒をメインにした当社の店舗で毎年「七福神梅酒(七福神をテーマにした梅酒があるのです)」を1月の初めに打ち出しています(ここ3年くらい)。でも毎回どう打ち出していいか困っています。

 

 理由➀ 七福神をみんな知っているか?

 理由➁ この漢字を読めるか?

 

実は上記はとても重要です。何故か?誰しも「失敗したくない」ので自分が知らないものはオーダーしないからです。また、読めない漢字のメニューはオーダーしません。読みを間違えてオーダーしたら恥ずかしいからです。

 

七福神梅酒を1月に打ち出した結果はどうだったか?

 

惨敗です。全く売れませんでした。コンセプトしてはとても良かったと思うのですが、おそらく上記の理由からオーダーに繋がらなかったと考えられます。

 

自分は知っていても、世間一般的に知らないであろうことは、いくら打ち出しをしても伝わりません(オーダーに繋がりません)。難しい漢字や横文字も伝わりません。中学生でも理解できるような言葉を選んでPOPを作成することが肝心です。POPを作ったら、ぜひ周りの人に見てもらい、意見を聞いてみましょう。見てもらうのは、出来れば店のスタッフではない人が良いですね。

人間はすぐに忘れる生き物だから、忘れられないように目立ってください

僕たちはすぐに忘れます。昨日食べた夕飯すら思い出すのに時間がかかります。

せっかくPOPを作っても、お客様の目に留まらなければ、存在していないものと一緒ですね。

 

前回の本ブログで紹介したPOPは下記の場所に掲示しています。

 ➀メニューブック

 ➁ホールの壁面(4か所)

 ③トイレの壁面

 ④別途で手書きの黒板(600×900)を作成

 

そう、同じものを何か所にも掲示しています。どこを向いても、このPOPが目にはいるようにしているのです。なぜなら僕らはすぐに忘れちゃうからです。実は上記に加えて、スタッフによる直接の声掛けもしています。私は声掛けも含めた、この5点セットが売れる仕掛けの方程式だと思っています。

 

人間は無意識のうちに意思決定している、というような話を以前しました。つまり、お客様は何をオーダーしていいのか分からないのです。さらに「失敗したくない」という意識が働きますから余計そうですね。

 

「お客様が分からないなら、お店側が教えてあげる」

 

これだけです。これだけで商品をヒットさせることが可能なのです。